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住宅ローンのボーナス払いはした方がいい?

住宅ローンの話題になった際に、「ボーナス払いを入れた方がいいの?」というご相談をいただくことがあります。
答えは一概に「した方がいい」「しない方がいい」とは言えないのですが、ポイントを押さえておくと、自分に合った判断がしやすくなります。
まず、住宅ローン控除を受けている期間は、あえてボーナス払いをしないという選択肢もあり、弊社スタッフの多くはこの期間は繰り上げ返済をしないという選択をしています。というのも、住宅ローン控除は「年末のローン残高」に応じて控除額が決まる仕組みだからです。つまり、ローンの残高が大きいほどメリットが多くなるため、早めに返済してしまうよりも、ある程度残高を残しておいた方がオトクという考え方です。
そのため、ボーナス払いをされるなら、住宅ローン控除が終了したタイミングを一つの目安にするのがおすすめです。
ちなみに、ボーナス払い(繰り上げ返済)には大きく2つの目的があります。
一つは「毎月の支払いを軽くする」ため、もう一つは「返済期間を短くする」ためです。どちらもメリットはありますが、支払総額を少なくしたいなら後者。期間が短くなれば元金が早く減るので、結果的に利息を抑えることができます。
住宅ローンを組んでいる弊社スタッフの感覚では、ボーナスはできれば貯蓄や突発的な出費のために残しておくのが安心です。とはいえ、ローン期間が40年など長期間で、少しずつでも繰り上げ返済をしていきたいという場合には、ボーナス払いで「お尻を削っていく」スタイルもアリだと思います。
自分たちの家計や将来設計を見つめながら、無理のない範囲で計画的に考えることが、住宅ローンとの上手な付き合い方。資金計画段階で、ボーナス払いを念頭に置くのではなく、多少ゆとりのある資金計画を組んでおくのが安心です。