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2025.07.24

スタッフブログ

あるだけで空間がワンランクアップする、話題のハイドア

最近、新築やリフォームの打ち合わせで「ハイドアってどうなんですか?」という声をよく聞くようになりました。ハイドアとは、天井近くまで高さのある背の高い室内ドアのこと。視線が縦に抜けるため、空間に開放感が生まれ、デザイン性も上がります。

特に、インテリアをかっこよく仕上げたい、インテリアに力を入れたい方にはおすすめです。扉を一枚ハイドアにするだけで、部屋の印象がぐっと引き締まり、洗練された雰囲気に。最近では種類も豊富で、開き戸・引き戸のどちらにも対応しており、好みに合わせて選べるのも魅力です。中には、扉のデザイン専門のメーカーで特注するお客さまもいらっしゃるほど、インテリアのポイントとしてハイドアが注目されています。

ただし、ハイドアにはデメリットもあります。まず、扉が大きくなる分、重さも増すため、開け閉めがやや重く感じられることがあります。また、木製の扉は使用していくうちにわずかな“たわみ”が生じるものですが、ハイドアはサイズが大きい分、たわみが目立ちやすい傾向があります。
さらに、メーカーや仕様によっては、蝶番のズレなどによって開閉がしにくくなることも。引き戸タイプでは、たわみが進むとレールから外れてしまうケースもまれにありますが、いずれも調整することで元に戻せますのでご安心ください。

お客さまの中には、「ハイドアにすると、構造に影響が出るのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、その点は心配いりません。伊田屋では、梁や柱に負荷をかけない設計の範囲でご提案していますので、住宅の強度に影響が出るようなことはありません。どうぞご安心ください。

ハイドアは、空間をおしゃれに見せたい方にとっては非常に魅力的な選択肢。ですが、日々の使い勝手やメンテナンスも考えながら、バランスよく取り入れることが大切です。どの部屋に採用するか、どのタイプのドアを選ぶか、迷われた際はぜひご相談ください。