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2025.06.26

スタッフブログ

住宅ローン|何歳までで組むのが安心?

お客さまと打ち合わせをしていると、「住宅ローンは、何歳までで組むのが安心?」と聞かれることがあります。最近では40年ローンという選択肢も増えてきましたが、実際のところ、70歳やそれ以降まで返済が続くことに不安を感じる方も少なくありません。

例えば、30歳で40年ローンを組むと、完済は70歳。
老後も住宅ローンを抱えたままというのは、できれば避けたいというのが多くの人の本音ではないでしょうか。とはいえ、今は超低金利の時代。借りている元金に対しての利息も抑えられているため、焦って繰り上げ返済する必要はありません。むしろ、住宅ローン控除が13年間受けられることを考えると、この期間中はあえて繰り上げ返済をしないという選択肢もあります。控除が終了する14年目以降から、計画的に繰り上げ返済をスタートするのがいいと個人的には思うのです。
例え40年ローンを選んだとしても、コツコツ返していけば、65歳の定年を目安に完済することも可能です。働いて収入のあるうちに返しきることができれば、老後の不安もぐっと減らせます。

では、「退職金で一括返済するのはどうか?」というと、これには賛否があります。
退職後は医療費や予想外の出費も増える可能性があるため、手元にある程度の現金は残しておきたいという考え方も一理あります。一方で、残っているローンが心理的な負担になるという方であれば、すっきり一括で返してしまうというのも、一つの選択かもしれません。

結局のところ、「何歳までに住宅ローンを組むと安心か」という問いには、明確な正解はありません。ただ、自分たちのライフプランや退職後の暮らしをイメージしながら、完済のタイミングをあらかじめ見据えておくこと。それが、将来への安心につながるのではないでしょうか。